ステロイドについて
こんにちは(*´▽`*)
雪が降ったりする日もあり、まだまだ寒い日が続きそうですね!
体調崩さないように気をつけましょう(*’▽’)
今日はステロイド薬についてご紹介したいと思います。
ステロイドとは…?
体内でつくられているホルモンを薬として応用したものです。
ステロイドは、もともと体内の副腎という臓器でつくられているホルモンで、
このホルモンがもつ作用を薬として応用したものがステロイド薬です。
外用薬だけではなく内服薬や注射薬などもあり、さまざまな病気の治療に使われています。
ステロイド外用薬は塗った部分の炎症を鎮める作用にすぐれており、湿疹・皮膚炎を中心に、
皮膚疾患の治療に幅広く用いられているお薬です。
ステロイド外用薬の作用には、炎症を鎮める作用のほか、次のようなさまざまな作用があります。
・抗炎症作用(炎症を促す物質の産生を抑える)
・細胞増殖抑制作用(炎症反応を引き起こす細胞の増殖を抑える)
・血管収縮作用(炎症部の血管を収縮させることで、患部の赤みを鎮める)
・免疫抑制作用(抗体の産生を抑制して免疫機能を低下させる)
また、ステロイド外用薬は塗った部分によって吸収率が違うため、患部の吸収率によって
強さの異なるステロイドを使い分けます。
なお、ステロイド外用薬の塗った部分に現れる可能性のある副作用)としては、
次のようなものがあります。
・皮膚の萎縮
・毛細血管の拡張(特に顔面に起こりやすい)
・酒さ様皮膚炎、口囲皮膚炎、紅潮
・乾皮症(肌の乾燥)
・感染症の誘発、悪化
また皮膚を通して吸収されて、全身に現れる可能性のある副作用としては、次のようなものが
ありますが、長期にわたって大量に、効果の強いステロイド外用薬を使用しない限り、このような
全身の副作用が起こることはまれです。
・小児における成長障害
・成人におけるクッシング症候群(体内のホルモンバランスが崩れることで起こる、肥満や
高血圧、うつ、骨粗鬆症などの症状)
・糖尿病の誘発、悪化
どんなお薬でも、副作用の心配がまったくないものはありませんので、用法・用量を
守って正しく使用しましょう!