ふきのとうの栄養素について
皆さん、こんにちは!
2月も半ばを過ぎましたが、暖かい日や雨の日が交互に来たりと安定しない気候が続いております。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
今回は2月から旬を迎える野菜、ふきのとうについてご紹介します。
ふきのとうはつぼみの部分を食べる野菜で、花が開くと食べられなくなってしまう野菜です。
ふきのとうにはどんな栄養素が含まれているのでしょうか。
①ビタミン
ふきのとうには様々なビタミン類が含まれていますが、中でもビタミンEが豊富に含まれています。ビタミンEには、血行促進効果で冷え性予防やホルモンバランス、自律神経を整える効能もあり積極的に摂るべきビタミンです。抗酸化作用があるため細胞の老化予防・アンチエイジング効果が期待できます。
また、ビタミンKにはカルシウムを骨に沈着させる働きがあるため、骨粗鬆症予防に効果的です。高齢者だけでなく、妊娠中や授乳期などの女性も骨粗鬆症になりやすいので必須の栄養素でもあります。
②アルカロイド
アルカロイドは、ふきのとう独特の苦味の素となる成分です。ポリフェノールの一種なので、抗酸化作用があり、肝機能向上と体内の有害物質を排出する作用もあります。摂取しすぎると、人によっては下痢を引き起こすこともあるため、食べ過ぎには注意しましょう。
③ケンフェロール
ケンフェロールもふきのとうの苦味を作り出すポリフェノールの一種です。メタボや動脈硬化など生活習慣病予防とウイルス性の病気予防への効果もあります。免疫力を高める効果もあるため、ふきのとうが旬の2~4月は風邪予防にも非常におすすめです。
このようにふきのとうは独特の栄養素を多く含んでいますが、肝毒性のある成分も含まれているので、調理する際は必ずあく抜きをするようにしましょう。
ふきのとうは旬が短い野菜ですが、春の訪れを感じることのできる野菜なので、是非食べてみて下さい!