熱中症の4割は室内で起きている?!
2022年07月04日
つるはら駅前店
熱中症の従来のイメージは、カンカン照りの日差しの中で起こるものでした。
しかし消防庁によると、熱中症の約4割が室内で起こるといいます。
そもそも人体は、暑さや寒さなどの外気と体温を、自律神経の働きによって調整しています。
熱中症のように身体の中に過剰に熱がたまると、皮膚近くの毛細血管に温まった血液が集まり、身体の外側に熱を放し、体温を下げようとします。
また、皮膚からの放熱で体温が下がらない場合は、汗腺が刺激され、汗による気化熱によって身体を冷やします。
これらはどれも自律神経の働きによるものですが、自律神経が乱れていたり、栄養や睡眠の不足により本来の体温調整機能が働きづらくなると熱中症を引き起こすことがあります。
室内での熱中症は、体温調整機能が衰えつつある高齢者の方に多いそうですが、在宅勤務などで長期間室内での生活が続く若い世代への影響もゼロではありません。
運動不足によって、水分を保持する役目もある筋肉が減るとおのずと脱水しやすい身体になります。
また、うだる暑さでついつい冷えたアルコールを飲みすぎてしまうこともあるでしょう。
アルコールには利尿作用があり、過剰に飲むと脱水症状を引き起こす場合があります。
また、アルコールによって過剰に体温が上がることも。
最近では、“家飲み”が楽しみの1つになっている方もいるかと思いますが、飲む量はほどほどに。
そしてアルコールを飲む際には、飲んだ量と同じ量のお水も飲むようにしましょう。
熱中症でつらい思いをしないように
予防を心がけ、快適な夏を過ごせるようしたいですね!