炭水化物を抜くと起こるリスク
炭水化物は太ると悪評がありますが、実は体のエネルギー源として必要不可欠です。
炭水化物をカットすることで体に起こる変化を紹介していきます。
1.ダイエット効果
それは水分の重さが減るから。精白された炭水化物など、高ナトリウムでインスリン生成を促進する食品は、体内や細胞間に必要以上の水分を蓄積させます。食生活にもよりますが、この蓄積された水分の重さが約4.5キロから9キロ。炭水化物をカットすると体は自然に水分を排出するので、体重減につながるのです
2.でも体重が増えることも
水分による体重減は短期的なもので、体重は結局戻ってきます。炭水化物をカットして、ナッツやアボカド、チーズといった高脂肪食品に置き換える人がよくいます。高脂肪食品も悪いものではなく食生活に欠かせません。ただ脂肪は炭水化物より高カロリーですから、ほどほどにすることを忘れずにしましょう。
3.便秘
体は必要な栄養素を全部得なければならないが、ロカボではタンパク質や脂肪の量が増え、繊維の摂取が減ります。それが便秘の原因になります。
4.疲労感
体はグリゴーゲンという形で炭水化物を蓄えますが、これは血流に簡単に吸収され、脳のエネルギー源になります。つまり、炭水化物が欠乏すると頭は適応する時間が必要になり、肉体的な疲れだけでなく疲労を感じるのです。
高脂肪食品をほどほどに取り入れて、糖分の多い炭水化物ではなく、ヘルシーな脂肪から体が燃料を作りだすのを助けましょう。高負荷のエクササイズを行うアスリートの場合、炭水化物をカットすると持久力を損ないますから、高脂肪食品とタンパク質がなおさら大事になってきます。
5.口臭
炭水化物を排除すると、体は余分な水分を取り除こうとし、ドライマウスになることがよくあります。それだけではなく、炭水化物をカットすると、体はケトン症といって、炭水化物の代わりに脂肪を燃焼し始める状態になります。ケトーシスが体全体にリリースされるのに加え、息にも放出され、フルーティな臭いというか、極端なケースではネイルリムーバーのような臭いになります。
6.風邪のような症状
炭水化物断ちをすることでよく起こることは、消耗といった風邪のような症状が現れること。これは、水分を補給することで最小限に抑えたり治したりすることができます。水をたくさん飲んで(1日グラス8杯)、2〜4日たっても症状が消えない場合は、食生活を見直す必要があるかもしれません。
7.抜け毛
ちょっと怖いけれど、どんな食生活の変化でも起こりうことなので、一時的な抜け毛なら問題はないです。糖分や炭水化物の摂取を制限すると特によく起こる症状です。普通は新しい食生活を始めてから3カ月後くらいに起こりがちです。でも一時的なもので気づかない程度なので、心配しなくても大丈夫なようです。
炭水化物は大事な栄養素なのでちゃんと摂るようにしましょう!!