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未来の宇宙食!?

2021年10月18日
本店

サツマイモは今から400年前沖縄に、300年前鹿児島に伝来しました。その後、江戸時代に甘藷先生と慕われた青木昆陽が「飢えた人を救う作物」として、当時薩摩などで作られていた「さつまいも」のことを書物に記し、時の将軍である徳川吉宗が栽培を命じ各地に普及させた、日本人にとって長い歴史を持つ食品です。
近年は、「未来の宇宙食」といわれるほどに豊富な栄養素が注目される、“古くて新しい”サツマイモの可能性について、調べてみました。

サツマイモは優れた栄養バランスを誇ります。
皆様ご存知の食物繊維は、水溶性と不溶性食物繊維がバランスよく含まれており、便通だけでなく、血糖値の抑制などにも有効です。
食後血糖値の上昇度を示すGI値も玄米と同等で、生活習慣病に対し有用な食材と言えます。
野菜類の中でも最も多く含まれるカリウムは、血圧の低下やむくみに効果があります。老化防止に効果があるとされるビタミンE、糖質をエネルギーに変え、また脳や神経のエネルギー源ともなるビタミンB1なども豊富です。しかも熱に弱いこれらのビタミン類も、サツマイモなら焼くとかえって栄養素が増すという特長もあります。

美味しくて栄養の多いサツマイモですが、フライにしたり、スイートポテトパイなど甘いデザートにしてしまうと、“いわゆる”健康的な食べ物ではなくなってしまいますので、たまになら良いですが毎日は控えましょう。食物繊維を最大限に摂取するなら皮ごとで、ビタミンを増加させるためには茹でたり焼いたりするのがオススメです。サツマイモの味噌汁、サツマイモご飯、焼き芋、蒸かし芋などなど、美味しい食べ方は沢山あるのでぜひお試しください!

 

●美味しいサツマイモの選び方●
皮の色が均一、鮮やか、ツヤがある
表皮に凸凹や傷、斑点がない
(品種により太さもいろいろありますが)見た目がふっくらとしている
糖度が高いものは切り口にアメ色のみつが染み出てくるので、黒いみつの跡がある

ひげが堅いものや、表皮の一部が黒く変色しているものは、古いものが多く、味も苦い場合があるので避けましょう