春に頭痛が多いのは天気痛?
ここ最近、初夏のような暖かさになったかと思えば、冬のような寒さに逆戻りするなど、季節が行きつ戻りつしていますが、体調崩していないでしょうか?
急激な天気の変化とともに、ズキズキ頭痛に悩まされることはありませんか?
頭が締め付けられるように辛い、後頭部がピリピリするなど、春は天気痛による頭痛が増えやすいときでもあるそうです。
天気痛とは、気圧や気温、湿度など天気の変化にともなって頭痛などのつらい症状が起きるものです。
天気痛の頭痛で多いのは片頭痛タイプと緊張型頭痛タイプです。
片頭痛タイプは、こめかみのあたりがズキズキしたり、ドクドク脈打つように痛むのが特徴です。
天気痛の大きな原因は気圧の変化を内耳にある”気圧センサー”で感知して、そのストレスが脳に伝わり自律神経が刺激されることにあります。脳に伝わったストレスにより、三叉神経が興奮して、痛み物質が放出され、血管が急激に拡張することで頭痛が引き起こされると考えられています。
頭痛に吐き気をともなったり、頭痛が起きる数時間~数日前に生あくびや眠気などが現れることも多いそうです。
緊張型頭痛タイプは、一般的に首や肩、背中の筋肉の緊張が関わっています。
緊張で硬くなった筋肉が血管を圧迫することで血行が悪くなり、乳酸などの老廃物が溜まって神経を刺激し、痛みが起こります。
頭が重くなったり、頭全体が締め付けられるように痛みます。目の疲れや倦怠感をともなうこともあります。
天気痛の症状は肩こりや腰痛、めまい、耳鳴り、だるさ、軽いうつ症状など様々です。人によって頭痛と共に起きていることもあります。
防ぐにはタイミングが大事
天気痛の人は天気の変化を察知して症状となりますが、予兆があることが多いです。
天気で頭痛が起きることを自覚したら、頭痛が出た時の天気や、自分の体の状態、症状の現れ方などメモしておくとよいそうです。特に吐き気や生あくび、眠気、めまいなどの予兆を把握すること。
予兆が現れたら、くるくる耳マッサージで内耳周り血行をよくすることで、自律神経の乱れを防ぎ頭痛を防いだり抑えたりすることができます。
緊張性頭痛が起きた時は、温めると楽になります。長時間同じ姿勢を続けない、ストレッチなどで筋肉をほぐす、湯船に浸かってリラックスするといった対策も有効です。
片頭痛が起きたら、頭を冷やすのが原則です。頭痛があるときの運動、入浴、マッサージ、飲酒は悪化させてしまうので避けましょう。
頭痛は重篤な病気のシグナルであることもあるので、急に今までにないような痛みを感じたら、脳出血などの可能性もあるので、自己判断しないで病院を受診しましょう。