しもやけとは?
2022年12月05日
和泉橋本駅前店
寒い日々が続いていますが今回は寒い時期によくみられる、しもやけについてお話します。
①しもやけとは?
しもやけとは、医学的には凍瘡(とうそう)といいます。手足の指先や耳たぶなどが赤色~赤紫色に腫れ、かゆみがあって患部を押すと少し痛みを感じる場合もあります。寒さにさらされることで血管が収縮し、血流が悪化することで起きる病気です。
②凍傷との違い
しもやけの別の呼び方である「凍瘡(とうそう)」と、「凍傷(とうしょう)」を混同してしまう人もいるようです。どちらも寒さにさらされることで起こる症状ですが、この2つは全く異なるものです。凍瘡(=しもやけ)は日常的な冷えによる血行障害で、生活上の工夫や注意で予防することもできます。一方、凍傷は気温-4度以下の状況、例えば冬の雪山など氷点下になるような厳しい寒さに長時間さらされることで起こります。低温によって体の組織が凍結して血行が途絶えてしまうため、重症化するとその部分が壊死し、外科的処置が必要になります。
③ひび、あかぎれとの違い
ひびやあかぎれも乾燥した冬場、指先に起こる症状ですが、これは乾燥や水仕事などによって皮脂が失われることが原因の進行性指掌角皮症という湿疹のことで、しもやけ(凍瘡)とは違うものです。
次回は、しもやけの原因についてお話します。