大晦日の意味や由来とは
2024年12月23日
つるはら駅前店
現代では大晦日といえば、年末恒例のテレビ番組やイベントに参加したり、除夜の鐘を聞きながら年越しそばを食べて過ごす人が多いと思います。
しかし、昔は現代とはまったく異なり、大晦日には歴史があります。
大晦日の歴史は古く、平安時代まで遡ります。昔は翌年の豊作をもたらしてくれる『歳神様(としがみさま)』を祀るための準備が行われてきました。
お正月に家々に迎えまつる歳徳神【としとくじん】は、歳神【としがみ】さま・お正月さま「としこしさま」などとも呼ばれました。 「年」は稲の稔りのことで穀物神であり、その根底にあるのは穀物の死と再生であります。 古代日本で農耕が発達するにつれて、年の始めにその年の豊作が祈念されるようになり、 それが歳神【としがみ】さまを祀【まつ】る行事となって正月の中心行事となっていきました。
現在でも残る正月の飾り物は、元々歳神【としがみ】さまをお迎えするためのものであります。
このように歳神様は稲の豊作をもたらす神様で、昔の人たちは大晦日の夜は歳神様を迎えるため、一晩中寝ずに起きて『年籠り(としごもり)』をすることが一般的で、これが大晦日の風習の由来といわれています。