暑さを和らげる呼吸法、回旋運動、ツボ
今年の梅雨はないのかと思いきや、梅雨が戻ってきたような天気が続き、その後に連日の猛暑日・・・
ニュースなどの天気予報では繰り返し熱中症対策が呼び掛けられています。強い日差しの下での外出時などはもちろん十分な水分補給などが必要不可欠です。
この暑さに負けないための呼吸法や回旋運動、また体にこもった熱を放出しやすくするためのツボがあるとのことで調べてみました。
体から熱を逃がすために
不快な暑さを和らげるためには、身体から熱を逃がすことがポイントとなります。そのためには、まず身体の力を抜くことが大切です。弛緩することによって熱も逃げやすくなります。
もう一つ大切なのが、汗を上手にかくこと。汗腺の働きをよくして、汗を快適にかけるようにするツボがあるそうです。
身体の力を抜くのに最適な呼吸法があります。また呼吸法の後に回旋運動をすることで、さらに体の緊張が抜けるといいます。
1)力を抜いて立つ
足を肩幅に広げて立つ。膝はぴんと張らず、力を抜いて軽く曲げておく。腕は軽く広げる。脇に卵をはさむイメージで、柔らかくふわっと。目は軽く閉じておく。
2)呼吸する
吸気は鼻から大きく吸い、呼気は口からゆっくり細く大きく吐き出す。この呼吸を5~10回繰り返す。
吸気は手の先から空気が入ってきて、その空気がおへそに溜まるようなイメージで行いましょう。
呼吸法を行った後には、やる前よりも力が抜けていると思います。手をぶらぶらしてみて、力が抜けていることを確認してみましょう。
3)回旋運動
下半身はそのままで、後ろを振り返るように上半身を回す。身体に余計な力が入らないようにして、手は自然と体に巻きつくように揺らす。1~5分この動作を行う。
呼吸法で全身の力がほどよく抜けているので、そのまま気持ちよく回しましょう。できれば、膝も軽く上下に動かします。
暑さを和らげるツボ
1)應下(おうか)
手の外側の肘関節の少し下で、筋肉が重なっているところになるツボです。痛気持ちいい程度の力でじんわりと5~20秒押し、数回繰り返します。左右両方に行いましょう。
2)通里(つうり)
手首の内側の一番太いシワを小指側へなぞったときにあるくぼみから、肘に向かって親指1本分の所にあるツボです。指でグッと押すように5秒ほど押し、5秒かけて力を抜いていきます。5~10回繰り返します。
まだまだ厳しい暑さが予想されています。体調を崩さないよう、養生していきましょう。